トラブル三要素 材質
2019/12/19
トラブル三要素の一つである材質は機械本体の基本的骨格であり、採用するに当たり圧縮機の構造/強度/化学的性質等長年の経験を踏まえ充分吟味/検討することで決められるものです。往復動圧縮機は100年以上にわたって発展/成長して来た機械で成熟機種と呼ばれて久しいですが、それだけに構造や各部強度の設計にいたってはほぼ揺るぎない手法で推移しています。但し、扱うガスにより材質の選定に新たな考察が必要になります。ガスガ直接触れるシリンダー部は金属材質だけでなくピストンリング等樹脂材もあり、さらに潤滑油供給の有無によっても材料が異なってくるのでシリンダー部はトラブルが出やすいのです。